怒り相談
上の子が下の子を叩きました。理由を聞く前に怒鳴ってしまいます。
おもちゃを取られた上の子が、下の子の頭を叩きました。危ないし許せない。でも上の子ばかり責めてしまう自分も嫌です。
相談者:えみさん(35歳)/教員・育休中。夫、4歳の息子、1歳の娘。安全への意識が強く、上の子には理解できるはずと期待しやすい。
パフも一緒に怒ってみた
ちょ、今叩いたよね!? 理由を聞く前に、まず止めるしかないんよ。
ちょ、今叩いたよね!? と思った瞬間は、理由を丁寧に聞く余裕なんてありません。下の子は泣くし、上の子も興奮してるし、まず止めるしかない。 あとになって「もっと気持ちを聞けばよかった」と、自分を責めるんよね。でも危ない場面で先に声が出たのは、守ろうとしたから。理想どおりに対応できなかった自分まで、悪者にしなくていいです。
叩いたらまず止める。理由を聞くのは安全になってから
叩いた理由をすぐ聞こうとすると、その間にも下の子は泣き、上の子も興奮したままです。まず二人を離して、けががないかを見る。ここは迷わなくていい。 「止めるよ。叩かない。まず痛いところを見るね。落ち着いたら、何が嫌だったか聞かせて」と、今止めることと、あとで話を聞くことを両方伝えます。 理由を聞くのは大切。でも、安全確認より先に聞かなくても大丈夫です。順番を守ることも、ちゃんとした対応です。
ひとことカード
そのまま使えるひとこと
(二人を離して、低い声で短く)止めるよ。叩かない。まず痛いところを見るね。落ち着いたら、何が嫌だったか聞かせて。
言わないほうがいいひとこと
「お兄ちゃんなんだから」「悪い子」。役割や人格で止めても、次の方法は残りません。
落ち着いてから、次に使える行動を一つだけ練習する
落ち着いたら、上の子へ「何が嫌だった?」「どうしてほしかった?」と聞いてみます。そのうえで、次に使えそうな行動を一つだけ選びます。「返してと言う」「ママを呼ぶ」「その場を離れる」くらい、すぐ思い出せるものがいいです。 親が怒鳴ったなら、「大きな声で言ってごめん。でも叩かないは変わらない」と伝えて大丈夫です。謝ることと、安全のルールを残すことは、両方できます。 興奮しているときに五つの方法は使えません。次に一つ思い出せたら、それだけでも前進です。少しずつ、手が出る前に使える選択肢を増やしていきます。
今日の持ち帰り
- 二人を離し、下の子の状態を確認して「叩かない」と止める。
- 全員が落ち着くまで、理由の追及と説教を保留する。
- 上の子の事情を聞き、次に使う言葉や離れ方を一つ練習する。
参考にした資料
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この記事は、アンガーコントロール資料と関連研究を参考にしています。
- [1] Tremblay, R. E., et al. (2004). “Physical Aggression During Early Childhood: Trajectories and Predictors.” https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15231972/ [2] Leijten, P., et al. (2021). “Parenting Programs to Improve Sibling Interactions: A Meta-analysis.” https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33734758/
やってられんぬパフの一言
兄弟げんかほど不毛なものはないよ、不毛、どこまでいっても不毛。どっちが悪くても不毛。
やってられんぬパフとは?
妊娠したら思考回路がショートした、二児の母でありワーママ。育児がわからなすぎてアンガーコントロールとチャイルドコーチングの講師資格まで取得。それでも毎日が反省会。
もっとちゃんとパフを知る