#早朝起き#寝不足#夫婦#育児分担

怒り相談

子どもが朝5時に起きても夫は寝ています。休日くらい起きてよと思います。

平日も私が先に起き、休日も子どもの声で起きるのは私。夫は「起こしてくれれば」と言いますが、起こす役まで増えるのが嫌です。

相談者:ふみさん(33歳)/研究職。夫と2歳の息子。音に敏感で眠りが浅く、夫は一度寝ると起きにくい。

パフも一緒に怒ってみた

休日の朝5時、こちらだけモーニング番組が生放送です。

起きないことに加え、「起こして管理するのも私」が一番しんどい。

“起きない”より、“起こす係まで私”がしんどい

パフも、子どもの声より先に夫の寝息が耳へ入り、“この人の世界には朝5時が存在しないのか”と思ったことがあります。寝不足の朝は、夫の平和な寝顔まで挑発的に見えるんですよね。

寝不足は、性格ではなく家庭の安全問題です

幼児を育てる母親の睡眠・ストレス・養育を調べたMcQuillanらの研究では、睡眠が短く不規則な母親ほどストレスが高い傾向が示されました。[1] さらに同じ研究チームが1年間追跡した縦断研究では、睡眠の悪化が、その後の肯定的な養育行動の減少を予測していました。[2] つまり、朝5時に優しくできないのは、人格の欠陥というより体の警報です。

寝不足→「また私だけ」と怒る→夫を乱暴に起こす→夫が不機嫌になる→その場で夫婦げんか→子どもも落ち着かない。この朝の連続ドラマを毎週放送するより、前夜に編成を決めます。

担当は“起きてから”ではなく“自力で起きるところから”

「土曜5〜8時は夫、日曜は妻」と時間で固定。モニター、アラーム、必要な物も担当者側へ置きます。あなたが夫を起こすなら、管理責任が残るので、担当は自力で開始してもらう。

起きられないなら、目覚ましを増やす、前夜の就寝を早める、担当者が子どもと近い部屋で寝る。体質の説明で免除を確定するのではなく、必要な仕組みを担当者が考えます。

今この場でやること

1今の怒りに、睡眠不足など身体のストレス反応があると確認する。
2落ち着いた前夜に、曜日と時間で早朝担当を固定する。
3アラーム・モニター・起床判断も担当者へ渡す。

実際に使えるひとこと

「土曜の5〜8時はあなたの担当にしたい。モニターとアラームをそちらに置くね。私は起こす係をしないよ」

避けたい言い方

朝5時に毎回『どうして起きないの』と協議すること。睡眠不足の脳に、建設的な会議の機能はほぼ残っていません。

アンガーコントロール専門家TIPS

睡眠は、アンガーコントロールの前提条件
  • ストレス反応を、認知・感情・身体・行動の四領域で確認します。
  • 休息は我慢のご褒美ではなく、優先順位をつけて確保する資源です。
  • 繰り返す場面は、ピーク時でなく前もって担当と開始条件を決めます。

参考にした研究・資料

参考文献を開く
  1. [1] McQuillan, M. E., Bates, J. E., Staples, A. D., & Deater-Deckard, K. (2019). “Maternal Stress, Sleep, and Parenting.” Journal of Family Psychology, 33(3), 349–359. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30762410/
  2. [2] McQuillan, M. E., Bates, J. E., Staples, A. D., & Deater-Deckard, K. (2022). “A One-year Longitudinal Study of the Stress, Sleep, and Parenting of Mothers of Toddlers.” Sleep Health, 8(1), 47–53. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8821202/

パフ的まとめ

睡眠は、家事を全部終えた人だけがもらえるご褒美ではありません。家庭で分ける生活必需品です。

アンガーコントロールの前に、まず寝かせて。休日くらい、あなたにも布団の株主優待があっていいです。