怒り相談
子どもの誕生日、夫は当日ケーキを食べるだけです。イベント係を退職したい。
プレゼント選び、店の予約、祖父母への連絡、写真の準備まで全部私。夫は「何か手伝う?」と前日に聞きます。
相談者:まゆさん(39歳)/商品企画。夫、3歳と6歳の息子。家族の思い出を大切にしたく、企画が得意。
パフも一緒に怒ってみた
誕生日の主催者、子どもではなく母のイベント会社になっています。
楽しませたい気持ちは本物。でも愛情までプロジェクト管理表に載せると、当日こちらだけ疲労困憊。
当日ケーキを食べる人と、三週間前から働く人
パフも子どもを喜ばせたい気持ちが強いほど、自分から仕事を増やし、直前に「なぜ私しか動いてないの」と怒ったことがあります。愛情とプロジェクト管理が合体すると、誕生日当日に主催者だけ顔が死にます。
完璧な誕生日を目指すほど、家族へ怒りやすくなる
喜ばせたい→準備を抱える→夫のやり方が気になり任せない→疲れる→当日に小さな失敗で爆発→写真を見るたび自己嫌悪。この負のループでは、子どもの思い出より“うまく運営できたか”が主役になります。
共働きの新米親108組を妊娠後期から産後1年まで追ったNewkirkらの研究では、家事・育児の分担を公平だと感じられないことが、夫婦間の対立と結びついていました。[1] ケーキを受け取るだけの一作業ではなく、プレゼント選び、予約、当日の進行など、考える工程ごと渡す必要があります。
“手伝って”ではなく、イベントを丸ごと分ける
「プレゼントは調査から購入まで夫」 「ケーキは予約、受取、ろうそく確認まで夫」 「飾りは今年やらない」 担当と、やらないことを先に決めます。
夫の選んだ物が自分の理想と少し違っても、安全に問題がなければ採用する。全部自分の基準で仕上げると、イベント会社は永遠に廃業できません。
今この場でやること
実際に使えるひとこと
避けたい言い方
アンガーコントロール専門家TIPS
貢献度の錯覚は、一覧と担当で修正する
- 夫婦は自分の貢献を多く、相手の貢献を少なく見積もりやすい傾向があります。
- カップルダイアローグで、まず相手の説明を復唱・受容します。
- 担当には作業だけでなく判断権を含め、相手の方法を過度に修正しません。
参考にした研究・資料
参考文献を開く
- [1] Newkirk, K., Perry-Jenkins, M., & Sayer, A. G. (2016). “Division of Household and Childcare Labor and Relationship Conflict Among Low-Income New Parents.” Sex Roles. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28348454/
パフ的まとめ
子どもが覚えているのは、ガーランドの角度より、みんなが笑っていたかもしれません。パフは、愛情を証明しようとして親が長期的に損をするイベントを減らしたい。
今年のテーマは“母も座る”。ケーキのクリームが少し崩れていても、主催者が元気なら開催成功です。